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​大島 成己

撮影:高木 康行

2025年6月にオープン15周年を迎えたBUILDINGは15周年を記念して、フォトグラファー・高木康行氏と医師であり写真家の石井靖久氏の二人展『Dual nature』を開催しました。


BUILDINGオープン当時からお世話になっており2015年には写真展も開催させていただいた高木氏。代表作である「GRIDSCAPE」シリーズは前回の写真展から10年の時を経て圧倒的な質量と解像度をさらに高めた最新作品を展示。そしてBUILDINGの10年来のお客さまであり親交のあった石井氏。医師としての視点と感性から表現される作品は知性に溢れ、生命の源泉である血液を彷彿とさせる新作「血図 - Blood Map」は前作「△」から4年振りの発表となりました。


BUILDINGと縁の深い二人の作品が対峙し呼応し合う「Dual nature = 二つの本質」。青と赤、マクロとミクロ、構造物と有機物の対比を強調した作品たちにヴィンテージ家具を合わせた会場構成で皆さまをお迎えしました。



高木 康行 1968年生まれ フォトグラファー @tkklab

DJ、ファッションスタイリストを経て、1994年からフォトグラファーとしてのキャリアをスタート。 メンズファッション誌をはじめ、ファッション広告、CDジャケットなどを中心に活動。ライフワークとして長年取り組んでいる都市景観をグリッド状に切り取ったGRIDSCAPEシリーズは国内外で高く評価され、2023年には作品集「GRIDSCAPE」を出版。現在もなお日々新たな作品を積み重ねている。


石井 靖久 1980年生まれ 医師 / 写真家 @yasuhisaishii_tokyo

医師として働く傍ら2009年より写真を始める。2018年には染色という医学的手法を用いて写真を再考察した写真集「Staining」を出版。Leica Gallery LAやTokyoをはじめ国内外で写真展を開催する。2019年には医学で構成された脳が紡ぎ出した増殖を続ける自然写真群「細胞の海、神経の森」を発表、出版。医師と写真家に共通する【みる】という行為の葛藤を考察すべく、 視覚と脳の関係を軸にした表現で作品制作を行い、脳の可視化を試みる。

BUILDING 15周年記念写真展『Dual nature』
Yasuyuki Takaki / Yasuhisa Ishii

2025年10月25日(土)ー 11月24日(月)

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