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大島 成己

バウハウスで学び、その流れを汲んだウルム造形大学の創設にも尽力したマックス・ビル。
画家、彫刻家、グラフィックデザイナー、建築家、プロダクトデザイナー、評論家・・・様々な顔を持つ氏の功績を一言で表すのは容易くありませんが、やはりグラフィックアーティストとしての活動はその後のグラフィックデザインの分野において大きな指針となったことは言うまでもありません。
氏がグラフィックを手掛けた希少なリトグラフポスターや、1970年代から80年代にかけヨーロッパ各地で開催された氏の展覧会ポスターを一堂に展示販売しました。
数学的思考をビジュアル化し感情表現を一切排除したグラフィックはBUILDINGの空間にある種の緊張感をもたらしてくれました。
Max Bill / マックス・ビル
1908年、スイス・ヴィンタートゥール生まれ。1924年から27年の間、チューリッヒの工芸学校で彫金を学び、デッサウのバウハウスでは創立者であるウォルター・グロピウス、画家のヨゼフ・アルバースやワシリー・カンディンスキー、建築家のハンネス・マイヤーらのもとで学ぶ。スイス・チューリッヒに戻ると画家、彫刻家、グラフィックデザイナー、建築家として活動をスタート。53年に西ドイツに開校されたウルム造形大学の設立にも尽力し、初代学長に就任。自然の影響を排して数学的真実に立脚した美を追求する“コンクリート・アート(具体芸術)”を提唱し実践していった。
Max Bill Lithograph Poster Fair
2013年6月8日(土)ー 6月23日(日)


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