Armchair 51 “Hallway” / Artek
- Yosuke Kimura
- Jun 29
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アルヴァ・アアルトが1932年にデザインしたアルテック社のアームチェア 51、通称“ホールウェイチェア”が入荷しました。1950〜60年代製のヴィンテージ品、バーチ材のモデルになります。
1933年にフィンランド南西部のパイミオ市に竣工した結核療養所「パイミオ サナトリウム」はアアルトが手掛けた建築の代表作。そのサナトリウムのためにデザインされた椅子と言えばアームチェア41、通称“パイミオチェア”が有名ですが、こちらのホールウェイチェアもその名の通りサナトリウムのホールや廊下に置くためにデザインされたモデルです。

数年前までアームチェア403というモデル名で現行品も生産されていましたが現在は生産終了となっており、ヴィンテージ品はさらに希少です。当時のモデルはアームレストの接合部のフィンガージョイントが5×4本で噛み合っており、座面の固定にもマイナスビスが使用されています。
経年のキズやスレはございますが雰囲気を損なうものではなく、当時のものとしては大変良好な状態を保っています。飴色に焼けたバーチ材が非常に趣のある佇まいです。フレームのぐらつきもなく実用的にお使いいただけます。